WaveMaker 概要

WaveMaker 製品群

WaveMakerは開発者の端末へインストールする伝統的な形式として、あるいはWebを経由して利用できるSaaS形式として両方で利用できます。 さらに、WaveMakerはオープンソースプロジェクトとして、あるいは商用製品として両方で提供されています。

エディション 説明
WaveMaker Enterprise エディション 商用製品。各端末へインストールして利用します。
WaveMaker Community エディション オープンソース製品。各端末へインストールして利用します。
WaveMaker Cloud エディション ブラウザから利用できるSaaS(Software as a Service) です。 Community Editionと同じ機能が利用できます。

WaveMaker Studioの各エディション(Enterprise、Community、Cloud)は非常に似通っており、ソースコードも多くの部分を共有しています。 開発者はCommunityエディションとCloudエディション間でプロジェクトを移動することも、無償環境で作成したプロジェクトをEnterpriseエディションへ移行する事も出来ます。

WaveMakerソリューションには2つの製品が含まれます。

  1. WaveMaker Visual Ajax Studio - WYSIWYG、ドラッグ&ドロップ等の機能を備えた開発環境です。
  2. WaveMaker Runtime Framework - WaveMaker Studioで開発されたアプリケーションに埋め込まれるランタイムコンポーネントです。

Enterpriseエディションを利用する場合、開発環境とランタイムコンポーネントは別個にライセンスされます。

WaveMaker利用はじめ

クラウド版(Cloudエディション)

WaveMakerのCloudエディション(http://www.wavemaker.com/cloud)を利用すると、 各クライアント端末へソフトウェアをインストールすることなくWaveMakerで開発できるようになります。 Cloudエディションを利用するにはまずアカウント登録を行ってください。 登録したe-mailアドレスとパスワードでWaveMaker Cloudエディション(http://cloud.wavemaker.com)へログインしてください。
「Edit Account」を選択してパスワードを変更してください。

「Logout」ボタンからログアウトします。

CloudエディションはCommunityエディションと同等の機能を持っています。 ほとんどの場合CloudエディションはCommunityエディションとまったく同じに動作します。 動作の差異がある場合は下記ドキュメントに記載されます。

See also: Developer's Documentation - Cloud

デスクトップ版(Communityエディション、Enterpriseエディション)

  • インストール

    次のリンクから最新版のインストーラーをダウンロードしてください。http://www.wavemaker.com/downloads/

    1. インストーラーを起動します

      「Welcome」 ダイアログが表示されます。

      Next」ボタンを押して継続します。

    2. ライセンスへの同意

      WaveMaker Community Editionは Apache Version 2.0、WaveMaker Enterprise Editionでは商用のライセンスが適用されています。下の図はCommunity Editionのライセンスです。

      ライセンスを確認し、同意できる場合は「I accept」にチェックを付けて「Next」ボタンを押してインストールを継続します。ライセンスに同意できない場合は「Cancel」を押してインストールを終了してください。

    3. インストールフォルダの指定

      WaveMakerをインストールするフォルダを指定します。デフォルトでは「C:Program Files\WaveMaker」フォルダ内のバージョン番号が指定されたフォルダへインストールされます。

      インストール位置を変更するには「Browse」ボタンで位置を指定してください。インストール位置が決定したら「Next」ボタンを押して次へ進みます。

    4. スタートメニューへの登録

      スタートメニュー内のフォルダ位置を指定します。

      デフォルトのままでよければ「Install」ボタンを押してインストールを開始します。

    5. インストール

      インストールが開始するとステータスを表すダイアログが表示されます。インストールは数分で完了し次のようなダイアログが表示されます。

      Next」 ボタンを押して処理を継続します。

    6. 完了

      インストールは完了です。以前のバージョンのWaveMakerを使用していた場合は、最新バージョンのWaveMakerコンポーネントが確実に使われるように、ブラウザのキャッシュをクリアしてください。

      「Finish」ボタンを押してインストールを完了させてください。

  • WaveMakerの起動

    スタートメニューからWaveMakerを選択してください。

    WaveMaker StudioをWindows上で実行すると、コンソールウィンドウが表示されます。コンソールウィンドウには「Start」、「Stop」ボタン、高度な設定を行うための「Advanced」ボタンが用意されています。アプリケーションを開始するには「Start WaveMaker 」ボタンを押してください。

    WaveMakerはTomcatを起動し、WaveMaker Studioをブラウザ上に立ち上げます。WaveMaker Studioを利用している間はコンソールウィンドウを閉じないでください。コンソールを閉じるとWaveMakerは停止します。コンソールウィンドウの「Stop WaveMaker」を選択した場合、コンソールウィンドウはTomcatを停止しますが、ブラウザ上のウィンドウは閉じられません。

    セキュリティの警告が表示される場合は解除してください。

導入時の問題解決について

Debugging Startup Issuesを参照ください。

WaveMaker Studio の簡単な紹介

WaveMaker StudioにはDBサービスやWebサービスのインポートや、セキュリティのセットアップ、コードの編集、 リソースの管理などを行うための様々なエディタが用意されています。メニュー(Studioの上部)やパレット(Studioの左側)からそれらのエディタへ移動できます。 メインエディタはキャンバス(ページデザイナとも呼ばれます)です。ページの視覚的なレイアウトをキャンバスで定義してください。

WaveMaker Studioのメニューでは下記のような項目が提供されています。

  • File:プロジェクトの操作や設定:プロジェクトの新規作成、開く、閉じる、コピー、削除、エクスポート、インポート、デプロイ、プリファレンスの設定を行います。
  • Edit: 一般的な切り取り、コピー、貼り付け、やり直しを行います。
  • View: キャンバス、ソースコード、リソースへ表示を切り替えます。またアウトラインの表示切り替も行えます。
  • Insert: Variable, navigation, propertie, publisher, or image listなどのコンポーネントを挿入します。
  • Page: ページの新規作成、名前を付けて保存、他プロジェクトからのインポート、ホーム(スタートページ)の設定などを行います。
  • Services: DBサービス、Javaサービス、セキュリティ、Webサービスなど各種サービスの管理を行います。
  • Test: デバッグモードを有効にしてアプリケーションを実行します。
  • Run: アプリケーションを実行します。

ページを作成するには、パレットからウィジットをドラッグしてキャンバス上へ配置してください。 プロパティツリーやプロパティエディタを編集してウィジットの振る舞い、イベント、スタイルを設定してください。 次の図はページデザイナの主な部品を示しています。

  • Canvas: ページデザイナの中央にあるページのレイアウトを示すものです。パレットからページへウィジットをドラッグ&ドロップで配置します。ページ全体は”layoutBox1”と呼ばれるウィジットに含まれます。” LayoutBox”ウィジットは各ページのトップレベルを構成する特別なウィジットです。削除する事はできませんが、プロパティを編集する事ができます。キャンバスの下部領域は現在選択されているウィジットの情報(名前とサイズ)を示します。キャンバス上部領域はキャンバス上での一般的な操作を行うためのボタンが配置されています。
Icon 説明
Save: キャンバスの現在の状態を保存します。
Cut: 選択されたウィジットを切り取ります。 切り取ったウィジットは別のパネルやページの上に張り付ける事ができます。 コンテナウィジットである場合、ウィジット上に配置されている他のウィジットもすべて切り取られます。
Copy: 選択されたウィジットをコピーします。コピーしたウィジットは別のパネルやページの上に張り付ける事ができます。コンテナウィジットである場合、ウィジット上に配置されている他のウィジットもすべてコピーされます。
Paste: コピー、切り取りしたウィジットを貼り付けます。
Delete: 選択されたウィジットやコンポーネントを削除します。
Undo: キャンバス上で行った操作を取り消します。
Toggle Outlined View: ウィジットのアウトラインを消してページのレイアウトを確認できるよう表示を切り替えます。通常アウトラインをオンにしてデザインを行い、実行時のページデザインを確認したいときにオフに設定します。
  • Palette: パレットはページデザイナの左側に配置されています。パレットからウィジットやサブページなどページのコンテンツを配置できます。また、コンポーネント(変数、ナビゲーション、プロパティ)、サービス(DBサービス、Webサービスなど)もパレットから配置できます。
  • Model Tree: ページデザイナの左に配置されているModelタブからモデルツリーにアクセスできます。モデルツリーは当該ページに配置されているコンポーネントのツリー構造を表示しています。モデルツリーは非画面系コンポーネント(変数、ナビゲーション等)と可視コンポーネント(ウィジット)の二つのセクションに分かれています。ツリー上のウィジットを選択すると、画面上のコンポーネントも選択され、キャンバスやプロパティエディタ等も表示されます。非画面系コンポーネントを選択すると、対応する適切な情報が表示されます。たとえばデータベースサービスを選択するとデータモデルエディタが表示されます。
  • Property Tree: 選択されているウィジットやコンポーネントで利用できるプロパティのカテゴリを表示します。プロパティツリーからエレメントを選択して、プロパティの表示と編集を行います。
  • Property Editor: 選択されたウィジットや非画面系コンポーネントのプロパティをカスタマイズするために使用します。アプリケーションの振る舞いや見た目を変更するためにプロパティを使用します。詳細な情報を得るには各プロパティの右に配置されている”?”ボタンを押してください。

その他資料など

WaveMakerで開発するために必要な情報はすべてWeb上に公開されています。

  • Documentation:ページデザインや各種サービス、デバッグ手法や外部ツールとの連携方法など、基本的なhow-toが示されています。
    http://dev.wavemaker.com/wiki/bin/wmdoc/
  • Forum:WaveMaker のユーザーフォーラムです。ウィジットの使用方法や問題点に対するワークアラウンド等様々な情報が蓄積されています。ユーザー登録を行えば質問を投稿したり、コメントしたりできます。
    http://dev.wavemaker.com/forums/
  • Bug Database:開発環境やウィジットの不具合情報を検索できます。
    http://jira.wavemaker.com/secure/BrowseProject.jspa




当資料は下記リンクにある英語ドキュメントを日本語化し、一部説明を統合、加筆したものです。
http://dev.wavemaker.com/wiki/bin/wmdoc/